開発現場に近いところで
若手と共に試行錯誤する
プレイングマネージャーでありたい
藤田 亮 開発部 2007年入社
大学時代は機械科を専攻していました。研究室へ多くの企業から案内があるなかにチューオーがありました。
入社前に実際の業務についてそれほど深く理解できたわけではありませんでしたが、一番不安なく入社できると感じたのが当社。
会社説明会などでお会いする社員の方が親切丁寧でなじみやすかったのが大きな理由ですね。
15年以上経ちますが、あの時の選択は正しかったと言い切れます。
商品化チームの課長として、新商品開発のマネジメント業務を行っています。
金属サイディングは窯業サイディングに比べ高価なため、特にデザインの新規性が重視される傾向にあります。
商品開発にあたって、営業からは常に明確な要望やイメージが伝えられるわけではありません。
提示されたコンセプトをもとに、開発担当者が意匠と施工性のバランスを考慮しながら設計を行っていきます。
最近の事例ですと歪みが目立つため金属サイディングでは難易度の高いフラットなデザインが、競合との差別化に成功しています。
開発は製造現場と営業の間に立ち、アイデアを形にするための実現可能性を追求する仕事。
ときに双方の板挟みとなり苦労することもあります。特にゼロから新しい製品を生み出そうとするときは苦労が多いものです。
最近はコロナの影響で材料の調達が難しくなっており、安定供給をするための代替材料の検討なども大変ですね。
そのため、カタログに自分が携わった新製品が掲載されたときや、建材の展示会に出品され、形になったことを見届けた際には大きな達成感を味えますよ。
当社の開発職は、材料、設計、生産技術などさまざまな分野に精通できるのが特色。 縦割りではなく部署横断で多くの人と関わりながら仕事を進めていくため、開発技術者としてだけでなくビジネスパーソンとして経験の幅を広げることができます。 とは言え、若手のうちはベテランに囲まれ、自分の意見を言いづらい状況もあるでしょう。
私はできる限り部下の試作に立ち会ったり、親会社との打ち合わせなどにも同席したりし、現場で状況を把握するようにしています。
若手社員への面倒見の良さは、チューオーの誇れる企業文化の一つだと思います。